サンスクリット語で アパリグラハ 直訳すると執着しない
穏やかな自分でいるため自分にとって不要となる考え方や物を手放し
心のデトックスをして本来の柔らかい心を取り戻す
ありのままの自分を受け入れ求め過ぎることなく心軽やかな状態
そもそも「執着」とは
ひとつの事柄で頭が埋め尽くされている状態であり、その物事に囚われて身動きが取れなくなった心の状態を表します。
何かに執着するということは、その事柄について自らを鎖で縛り心の自由を奪っていることなのです
周りが見えなくなってしまったり健全な考え方、あなたの優しい心をも鈍らせてしまいます
心と体は繋がっているので精神的にも肉体的にもつらい状態
一言でいうと だるい 状態です よね
身近にあるアパリグラハ
手放す
「行動」による手放しは目に見える行動。視覚から認識しやすいので実践すると達成感もあります。その一つが「断捨離」「整理整頓」「身の回りを片付ける」。服、部屋、家の中を片付ける今手元にある物質は本当に自分にとって必要なものか?と考え、今の自分にとって必要な物を取捨選択する心の作業です。物が増えるとその分置き場所、保存方法、活用を考えることになり、自分にとって必要で価値のない物は空間、時間、考え方そのもののエネルギーを無駄に消耗することになります。
今ある物を改めて見直し、不要な物を手放してみましょう。今ある空間にスペースが出来て物理的に余裕が出来ると必ず心にもゆとりが生まれます。
先入観を手放す シンプルに考える
「こうであるべき」「こうであるはず」という思いに囚われた先入観 あるあるですよね
ときに執着を招きます
人は、生きていくと経験、知識も増え自分なりの価値観が生まれ、こだわる(執着する)ことも増え、その執着の度が過ぎると、その考え方が先入観となってしまい新たな柔軟な考えを退けてしまい、対人関係に影響を及ぼすことがあります
自分のやり方にこだわり過ぎて、新しい仕事のやり方が受け入れられない(今の日本人あるある)
他人から聞いた話が先入観となってしまい、人と仲良くなるチャンスを逃してしまう
物事に対して、先入観を持ってしまうと本質が見えなくなる。
今一度「自分の経験や価値観への執着」を手放し
今ある現実そのものを見る習慣を見る力を養いましょう
「自分の努力で変えられること」に目を向ける
物事には、自分でコントロールできることと、自分の努力ではどうにもならないことがあります。
自分でコントロールできないことに意識が向いている状態は心が揺らぎ不安定になりやすいです。
過度の期待、失望につながります。
自分でコントロールできない天候や風潮などの外的な要因、対人関係、他者の行動などは、自分の努力ではどうにかなるものではありません。よって自分でコントロールできないことは手放し自分の努力で変えられることに目を向ける。今できることにエネルギーを注ぎましょう。
親しい人に対しては、自分の希望や理想を押し付けてしまいがちです。相手に変わってもらうのではなく、自分の素直な気持ちをきちんと伝えた上で、どうするかは相手に委ね、見守りましょう。
過程を大切にする
日常の中では結果が重要視されることがほとんど。仕事、スポーツ、勉強など様々な分野で結果を求められることは多い。
結果だけに気を取られること=執着
あらゆる物事は自分でコントロールできない「未来」
結果があるということは必ずそこにたどり着くまでのプロセスがあります。
その過程で起こった大切なもの、そこには気づきや学びがあります。
テストの点数や登山での山頂は、目標であり結果でもありますが、そこに至るまでの学びや、登山中に出会った美しい景色や風景にも十分価値はあります。
結果(未来)にばかり囚われるのではなく、今を大切にすることが軽やかな心にもつながるのです。
自分と関わる人に感謝する
人はひとりでは生きていけませんが、人と関わることで心は揺れ動く。「この人にはこうなってほしい」「あの人と仲良くなりたい」といった気持ちが生まれるのはごく自然なこと。ただその感情ばかりに囚われると執着に変わり、相手を無意識に見張ってしまいます。その結果、過干渉や束縛に繋がってしまい相手の気持ちを無視して傷つけてしまうことにもなりかねます。
身近な人に対しては、してもらって当たり前、当然という気持ちになることが多く、感謝の気持ちを忘れてしまうことが多々あると思います。人はみな感情があり、その人の人生があります。
感謝する気持ちを持ち相手を尊重することが出来れば柔らかい心で接することができます。
すぐには出来なくてもほんの少しずつ感謝の気持ちを言葉に出したり、態度であらわしてみることで少しずつ環境は変化していきます。
心静かな時間を持ち、自分を客観視する
軽やかな心でいるために、日常の中で心静かに自分を振り返る時間を持ちましょう。執着よりも怖いのは、「執着している」ことにすら気づけない心の状態です。毎日ストレスフルに過ごしていると、だんだんと心がすり減り、虚無感や焦燥感が生まれやすくなります。このような心の状態が知らず知らずのうちに「執着」を招くのです。
一日の中に少しでも心静かな時間をつくり、リラックスして自分を振り返ってみましょう。外に向いていた意識を自分の内側に向けることで客観的な視点が取り戻せます。客観的とは、自分を含めた全体を少し離れたところから見つめること。「執着している自分」に気づき、受け入れることで心は整い始めます。
優しい気持ちで「あきらめる」
「執着しない」「手放す」というと、物をとにかく捨てたり、人との縁を切ったりと極端な行動を想像する人もいるかもしれません。ですが「手放す」とは、良い意味で「あきらめる」こと。「あったらとても嬉しいけれど、なくてもいいや」「こうなったら素敵。でも、ならなくても十分幸せ」そんな前向きなあきらめです。例えば、どうしてもコミュニケーションが上手くいかない相手がいるときは、「今すぐその人と仲良くなる」ことはあきらめ、少し心の距離を取って結果を委ねる方がいいことも。優しい気持ちを持って「あきらめる」ことで肩の余分な力が抜け、穏やかな心が取り戻せます。その結果、柔らかい雰囲気が相手に伝わり、いつの間にか仲良くなっているかもしれません。
ヨガ哲学「アパリグラハ」は日常生活と隣り合わせにあるもの。
物質、メンタル、何かに心が囚われている状態はつらいものです。
「こうでなければ幸せじゃない」という価値観は心の自由を奪い、自分を苦しめます。
不要な物や考え方を手放し、「心のクセに気づき、考え方を少し変えてみる」
体のケアも大切ですが心のケアも大切です。心と体は繋がっています。
心軽やかに素敵な毎日をお過ごしてください
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