アートマン とは何か?

哲学

ヨガ哲学を学んでいるとたびたび出てくる「アートマン」という言葉
アートマンとは「自己」「魂」「真我」を意味し、表面的な自我(エゴ)とは異なる変わることのない純粋な存在です

私たちは「私」という感覚を持って生きています
日常においての「私」は名前・性別・職業・役割など他人との関係の中で形作られています
「私」は実際に変化し続けるもの
真の意味では自己ではないとヨガ哲学では捉えています

ヨガの実践においてアートマン

ヨガを実践するうえで「私は誰か?」という問いは重要です
アーサナ(ポーズ)やプラーナヤーマ(呼吸法)瞑想などを行う目的は
身体、心を整えるだけではなく、その奥にある真の自己=アートマンに気付くためにあります。
とはいうものの 簡単にはたどり着かないものだと、、、
自分自身と向き合う時間を重ねてこそ辿り着けるものだと思います。

ストレス、不安、怒り 心の動きは思考や感情
常に変化するものであるとともに外部の刺激によって揺れ動きます
アートマンは感情や思考とは別の場所に存在します
どれほど感情が荒ぶったりしても、観察し、見守っている意識がアートマンです

現代におけるアートマン

現代社会は外側の情報や評価、物質的価値が溢れています
その中で私たちは「自分が誰か」「何の為に生きているのか」に迷うことがあります
自分とは何か?を問う時間を設けることが少ないからです
「私という存在は変化する思考や感情ではない」「私は私である」ということに気付けることで
大きな安心と自由に繋がります
「自分という存在」を認識することで、他者や世の中との繋がりを感じ、どんな状況でも揺るがない「自分自身」を見つめ直すことができます

まとめ

変化するこの世界の中で変わらない「自我」
純粋な意識、永遠の存在、そして私服の源 それが 自分自身です
自己本質的に生きましょう!

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