ヨガを語るうえで絶対に必要な八支則(はっしそく)
ヨガ=八支則というぐらいものすごく重要なものです
ヨガを学んだことない人からしたら
何だそれと思うような漢字の難しさと雰囲気が哲学への入り口の難しさを物語っています
私もヨガスクールで学ぶ前まで全く知りませんでした が
日常生活に取り入れやすい内容でもあるので知っていて損はないかと思います
八支則とは古代インドの哲学者であるパタンジャリ先生によって作られました
ヨガの実践における道標
身体、心、精神の調和、成長を促すための八つの段階からなります。
- ヤマ 道徳規範
日常生活においてすべきではないこと 行わないこと
①アヒムサー 暴力的な物事を避ける
②サッティアン 真実、正直
③アステーヤ 盗まない
④ブラフマチャリア 無駄なエネルギーは消費しない
⑤アパリグラハ 執着しない - ニヤマ 生活規範
日常生活にういて行うと良いこと
①シャウチャン 外見、内面ともに清潔感を保つ
②サントーシャ 今ある環境を受け入れ感謝する
③タパス 進化することを恐れず進化し続ける
④スワーディヤ 学び続けること
⑤イーシュワラ・プラニダーラ 行動の結果にとらわれない - アーサナ /ポーズ
- プラーナヤーマ / 呼吸法
- プラッティヤーハーラ / 五感(感覚)
- ダーラナ / 集中
- ディヤーナン / 瞑想
- サマーディ / 三昧
これらの段階を通じて、ヨガの修行者は身体、心、精神の調和を取り戻し、内面からの成長と平和を得ることができるとされています。
ヨガを実践しなくても上記の内容は日常生活を送るうえで大切な学びになります
ではひとつづつ解説していきましょう
ヤマ 自分も含めて誰に対しても優しく接しよう
アヒムサー 身体的、言葉など暴力的、攻撃的なことはやめましょう
DVとか最低ですね
身体の暴力はもちろん言葉の暴力も精神的ダメージ大
サッティアン 嘘をつかない ありのままを見る
嘘をつかないは人として基本ですね
嘘をつけばつくほど嘘にうそを重ねて嘘だらけの人間になってしまいます
嘘がバレてないと思っている人って、それって大体バレてますよ
アステーヤ 金品はもちろん人の時間や権利を盗まない
恋人を横取りしない、横領しない、銀行強盗をしないなど
ブラフマチャリア 無駄なエネルギーは消費しない(禁欲も含む)
スマホの見すぎに注意して生きることにエネルギーを正しく使うということですね
現代人には難しいかもしれません・・・
アパリグラハ 執着しない
「もっとほしい」「まだ足りない」、持ちすぎないこと
これもものにあふれた現社会に生きる我々には難しいことかもしれません
SNSを開けば無数に広がる資本主義社会(消費社会)が広がっています
一つのものを手に入れるとまた次が欲しくなる
今ある現状に感謝して自分にとって本当に必要なもの以外は手放す
ニヤマ
シャウチャン 清潔感を保つ
身の回りを整え身体を清潔に保つ=外側の清潔感
心の中をクリアに保つ=内側の清潔さ
心身共に自分自身を整える
サントーシャ
「足るを知る」「今ある環境を受け入れ感謝する」
例えば、コップに水が「まだ半分もある」と思うのか「もう半分しかない…」と思うのか
今目の前にある現状あるがままを見て
これがすべてという心境を自身でみつめられることに心が穏やかになります
タパス 苦行
目の前にあるやるべきことを目的として見据え、自戒を込めて行動すること
やるべきことに心のエネルギーを使い、学び、それを継続することによって強い意志を育みます
成功体験を積むということですね
そうすることによって長く続けると自分への信頼へと繋がっていきます。
スワーディヤ 学び続けること
自分の考え方の元となるものを学ぶこと
自分が行動をするときに自分の元となるものを心に決めて方向性を持って進みましょう
イーシュワラ・プラニダーラ
行動の結果にとらわれず今やるべきことにエネルギーを注ぐ。
見返りを求めてしまうと心は結果に左右され一喜一憂してしまいます。
全身全霊を込めた行いの結果はゆだねる。
いい言葉ですよね。
ヨガスクール時代、ティーチングという苦行とも受け取れるぐらいの授業がありました(今となっては本当に良い思い出素晴らしい時間でした)
その時のチームメイトが イーシュワラ・プラニダーラ と言っていたことを思い出しました
全身全霊を込めて結果にとらわれず何かに打ち込むことができるって人生において素敵な経験となりますね。
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